牛乳は噛んで飲む

こっそり転職活動を行うグラフィックデザイナーのなんてことない日常。

超特急という星と出会ってしまった話

1ヶ月ほど前に学生時代の友人から「一緒にライブに行ってほしい」とのお誘いがありました。

生演奏や演劇などが好きなので二つ返事でOKをし誰のライブなのかをたずねてみると、友人はしばしの沈黙のあと聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声でこう言いました。

「超特急」と。

 

ん?なに?なんて?

聞き慣れない単語。

もしかしたら聞き間違えたのかもしれないと思って、もう一度たずねるとはっきりとした声で

「超特急」

ということばが返ってきたのでした。

 

誰だよ。

 

そんなわたしの想いが顔に表れていたのか、友人がどのようにして超特急と出会い、超特急にハマっていったのかを語ってくれた。

友人が超特急が好きなことは分かったけれど、超特急の詳細についてはその日帰宅してから自分でパソコンで調べました。

 

ざっと説明すると、超特急とはスターダストプロモーション所属の男性7人組のグループです。

メインダンサーバックヴォーカルグループで、ももいろクローバーZの遺伝子を継承した男性グループってことになっているらしい。

詳しいことはオフィシャルサイトを見てみてください。

超特急

 

ライブの予習として、友人からシングル7枚を借り、YouTubeに公式の動画がアップされているというので観てみました。

なにこれ……

歌詞も振り付けもところどころにコミカルな要素が混ざっててなんとも言えない感じ……

しかもどれもチープな感じがするし……

“非アイドル”って自分たちで言ってるから、わざとかっこよくない感じにしてるのかな……

おまけにメンバーは全員10代で若さがみなぎってる。

ライブに来てる子もきっと10代ばかりだろうな。

そんな若いエネルギーが集まる場所に馴染める気がしない。

でももう今さら断るわけにもいかないし。

『しょうがない』という気持ちで通勤中は超特急を聞き流していました。

 

するとコミカルな感じに慣れたのか、癖になってきたのか分かりませんが少しずついいなぁって思うようになり。

MVを観ると、みんなダンス上手いなぁって思ってみたり。

ちょっとずつ超特急を受け入れる体勢が自分のなかにできはじめ、ライブのころにはすっかりドハマりしていました。

 

運がいいのか悪いのか友人と推しメンがかぶったこともハマった要因の一つかもしれません。

推しメンの6号車ユースケ(説明していませんがメンバーは1号車から7号車まで番号と担当カラーと担当キャラが振り分けられています。)がなんとも可愛らしく、彼のブログが更新されるたびに友人ときゃっきゃ騒ぐ日々が楽しくてハマってしまったのかもしれません。

 

ライブ当日。

会場には思っていた通り10代の女の子たちが溢れ返っていました。

でもそんなことはどうでもいい。

周囲から痛いババアだと思われてもいい。

早くユースケを観たい!

その一心でした。

 

会場に入るとすぐにグッズ売場の登場。

ライブで必須のペンライトを買おうとしたら、まさかのユースケの担当カラーである黄色が売り切れ。

まさかペンライトが売り切れるだなんて予想していなかったので、グッズ売場で呆然とするババア。

でもペンライトを買わないわけにはいかないので、二番目に押している7号車タカシの担当カラー白色のペンライトを購入。

さっそく次のライブに行く理由が一つできました。

 

もう一つ狙っていたグッズ。

それは生写真。

写真なんて買ってどうするんだろうと思っていたけれど、ライブへのワクワク感と会場の雰囲気に後押しされて買ってしまいました。

ライブの空気感は恐ろしいですね。

生写真は全部で49種類。

1セット5枚入り1,000円となっていて、わたしは1セットだけ購入したのですが、友人は4セット買っていました。

 

ペンライト1,500円

写真4セットで4,000円

 

お札は何枚あっても足りません。

社会人でよかったとはじめて思えた瞬間でした。

とはいえ自分は1セットしか買ってないんですけどね。

 

さっそく購入した写真を見てみると、そこにユースケの姿はなく、タカシの姿も見当たりませんでした。

仕組まれていたのではないかと思うぐらいに、見事に推しメンが入っていませんでした。

4セット買った友人を見てみると、どのセットにもユースケの写真が入っていた。

しかもそのうちの一枚はユースケの直筆サイン入り!

4セット買った甲斐があってよかった!

シンプルなユースケのサインはキラキラ輝いていて眩しくて直視できませんでした。

 

グッズ売場の奥にCDの販売ブースがあり、そこで来週発売のシングルを予約するとライブ終了後にメンバーとハイタッチができるとのアナウンスが。

これは予約するしかない。

無意識のうちに友人と二人で財布をかばんから出していました。

 

無事CD予約の手続きが終わり、ハイタッチ参加券ももらい席に行ってみると、ステージにものすごい近い!

前から5列目の席でド真ん中!

しっかりと目に焼き付けて帰ろう。

そう思ったはずだったのに……

 

気付いたらライブもハイタッチも終わってた。

興奮しすぎてライブ中とライブ後のハイタッチの記憶が完全に飛びました。

こんなこと生まれてはじめて。

記憶はないけれど、かすかにユースケの輝きとメンバー全員のパワーが頭に残っていました。

 

次のライブでは思う存分お金をつぎ込めるように、今日も働こう。

ファンになってしまった自分にできることはそのぐらいだから。

 

 

ikki!!!!!i!! 超!!!革命盤

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 予約済みのCD。

ちなみにこの他にあと2パターンあるのだけれど、友人は全種類買うそうです。