超特急とすごした夏
お盆休みが終わってからもずっとお盆休みボケで泥みたいな生活をしていたのですが、気付けば9月1日。さすがにもうボケてはいられない。
今年のお盆休みのメインイベントは超特急の「"BULLET TRAIN ONEMAN SHOW 2014" 真夏の全国Zepp TOUR~孤高の戦士達が力を解き放つ時 '感電注意報発令!' ~」でした。このライブに関するブログを書きたかったのですが、8月29日にニコ生で追加公演の生配信があったのでそれまでネタバレを流しちゃいけないなと思い今日まで沈黙を貫いてきました。
ということでここから先はライブのネタバレを含みますので、ニコ生観てなくてBlu-rayが出るのを心待ちにしていらっしゃる方はそっと閉じてくださいね。
ライブのセットリストや写真などはナタリーさん
超特急、多彩な要素詰め込んだZeppツアー - 音楽ナタリー
が記事にしてくださっているのでこちらをご覧ください。
文章能力のない素人が普通にレポートを書いてもナタリーさんの足下にも及ばないので、ここでは個人的に思ったことを書きます。ただの感想文です。
ライブがはじまる1ヶ月ぐらい前から一曲目に何を歌うかを予想していたのですが、見事にハズレました。夏のライブですし一曲目に「Make it hot!」が来るかなぁって思っていたのですが、正解は「Secret Express」でしたね。前回のライブでも二曲目に歌っていたし、この曲は8号車もメンバーも勢いをつけるのにいい曲になってきた感じがします。はじめて「Secret Express」を聴いたときは、こんなストーカーみたいな歌詞の曲を16歳の少年に歌わせるってどういうこと!?と思っていたのですが……全員で盛り上がれる定番曲になってよかった。
ライブ中に女装したユーキとタカシを拝めたのですが、二人ともめちゃくちゃ可愛かったですね。とくにユーキは可愛い女の子の動きを完全にコピーしていました。さすが舞の奥義を習得しているだけあります。タカシの女装は女性を越えましたね。かわいすぎて言葉が出ませんでした。八重歯は反則だって……
この二人の女装が登場した“オタクパート”(←勝手に名付けました)の次にあったペンライトを消して映像演出で見せるパートはかなり新鮮でした。ペンライト必須の超特急ライブで一切光りがない客席ははじめての景色。演出もすごかったのですが、なによりメンバーのダンスがキレキレでかっこよかったなぁ。振り付けがかっこいいとかフォーメーションが上手いとかそういう段階を越えて、表現力がレベルアップしたように思います。なんかものすごい上から目線な言い方しかできなくて悔しい。
ダンサーたちの力強いパフォーマンスのあとに、まさかのボーカル二人だけのアコースティックパート。1・7号車推しさんたちが待ちに待った瞬間だったのではないでしょうか。「バックボーカル」と言われ、いつも後ろで歌う二人。狭い会場でのフリイベのとき後ろでひっそりと歌う二人の姿を見て、いつか前に出てきてほしいと願っていました。その二人が一番前にいる。コーイチ、やっぱりいい声してるなぁ。タカシ、すっかり大人の男性の声になったなぁ。体の隅々にまで染み渡る二人の歌声。もう耳に蓋をして二人の綺麗な歌声を耳の中に閉じ込めておきたい。なんて気持ち悪いことを思いながらステージを眺めていました。アコースティックバージョンの「走れ!!!!超特急」よかったなぁ。タカシの声ってこんなに甘かったっけ。パンケーキみたい。
これは超特急に限ったことではないのですが、今まで何回も聴いていた曲のはずなのにライブで聴くと違った印象を持つことってありませんか?ライブに行くとちょくちょくそういうことがあるのですが、今回のライブでもそれを経験しました。
アンコールの一番最後の曲だった「Starlight」。何度も聴いていたはずなのにライブで聴いて『こんなにいい曲だったっけ!?』と驚いてしまいました。
どんなに時が過ぎて行っても
変わらないものはここに
見失いそうになったときは きっと思い出して
メンバーにとっても8号車にとっても「"BULLET TRAIN ONEMAN SHOW 2014" 真夏の全国Zepp TOUR~孤高の戦士達が力を解き放つ時 '感電注意報発令!' ~」を締めくくるのにふさわしい曲だったと思います。
今回のライブは全体がストーリー仕立てになっていて、そこに新しい挑戦がたくさんつめこまれていました。ライブの中で何度か「エンターテイナー」ということばが出てきましたが、今の超特急は本物の「エンターテイナー」です。そしてこれからもっともっとすごいものを届けてくれることでしょう。ファンとしては売れっ子になるのは非常に喜ばしいことなのですが、正直寂しい気持ちもあります。次のライブは更に大きな会場になることでしょう。ステージとの距離が遠くなってしまうかもしれません。チケットが取れないということがあるかもしれません。それでも腐らずに遠くからあたたかい気持ちで応援できる8号車にわたしはなりたい。
こんな変な衣装なのにみんなかっこいいという奇跡。