牛乳は噛んで飲む

こっそり転職活動を行うグラフィックデザイナーのなんてことない日常。

だからアシタカが苦手

先週、金曜ロードショーで放送されていた“もののけ姫”を観ました。

周りに「アシタカかっこいい!!」という人が男女問わず多いので、そんなにかっこいいのか確認するために。

もののけ姫は映画館でもDVDでもテレビ放送でも観たことがあるのですが、なぜかアシタカに関する記憶があまりありません。

その原因をさぐるため、今回はアシタカを意識して観ていました。

それで気付いてしまったのです。

 

あっ。アシタカのこと嫌いだわ。

 

ということに。

 

ここから先は完全に主観です。

思い込みもかなり入っています。かなり。相当。

ジブリに関する知識が豊富な方やアシタカLOVEな方は読んでもイライラするだけなので読まないほうだいいです。

 

 

 

という前置きをしたので、ここからは森田の思い込みを吐き出していきますね。

 

まず、アシタカって八方美人じゃないですか?

サンに対して優しいのは分かります。

「そなたは美しい。」って会って間もないのに言っちゃうぐらいですから。

でもエボシに対しても優しいんですよ。

エボシにもいろいろ事情があるっていうことは分かるんですが、ちょいちょいエボシの肩を持つような部分も感じてしまって……

アシタカは自然と人間の架け橋なんだろうなぁとは思うのですが、わたしの目には嫁さんと姑さんの間でふらふらしてる優柔不断な旦那のように見えました。

旦那さんがいたことがないので、完全な妄想ですが。

 

さっきちょっと出てきましたが「そなたは美しい。」ってとこも気になったんですよね。

「そなたは美しい。」の前に「生きろ。」って言ってるんです。

「生きろ。そなたは美しい。」

性格がひねくれまくってる人間の目には、えっ!?ブスは死ねってこと?っていうふうに見えてしまいました。

悲しい。

そもそも今まで生きてきて「美しい」って言われたことないし。

一目惚れとかもされたことないし。

完全にひがみです。はい。

 

もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、一番アシタカに対してもやもやしたのが、サンにお守りをあげたところ。

いやいやいや。そのお守り村の娘のカヤからもらったもんでしょ。

「いつも、いつもカヤは兄様を想っています。」ということばと一緒にカヤからもらったのに。

それをサンにあげるって一体……

これに関しては、Yahoo知恵袋などで有識者の方々が解説していらっしゃるのを読んだのですが、どうも解せん。

いくらもうエミシには戻らないからってさ。

なにも惚れた女にあげなくてもいいじゃん。

なんてことしてくれんだよ。

サンは何も知らずに身につけるんだよ。

それもなんか見てらんないわ。

ってな気持ちになりました。

 

それを思うと、名前を奪われても千尋のことを覚えてるハクは素敵だよね。

おばあちゃんになったソフィーのこと好きになるハウルかっこいいよね。最終的に若返ってからチューするから、結局はハウルも見た目重視かもしれないけど。

 

話がそれてしまいましたが、これらの理由からアシタカのこと覚えてなかったんだと思われます。

「嫌い」というよりは「こういう男の人苦手……」に近い感覚です。

誰にでも優しいって重罪。

 

 ジブリのなかではセルムが一番好き。