SMAPという名のエンターテインメント集団

9月の三連休初日にSMAPの全国ツアー「Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」に行ってきました。

コンレポを書こうと思ってたのですがタイミングを逃して、もう書かなくてもいいかという気持ちだったのですが小娘さんのブログを読んで書かずにはいられなかったんです。

「細かすぎて伝わらないSMAP21thアルバム『Mr.S』レビュー」 - 小娘のつれづれ

これは本当に良い記事なのでぜひ読んでいただきたい。『Mr.S』を聴きながら。

まだツアーの途中でこれから行くのを楽しみにしていらっしゃる方も大勢いらっしゃると思うので極力ネタバレしないようにしていますが、ネタバレを知りたくない方はご注意ください。

アルバム『Mr.S』を聴いたときにも感じたのですが、今回のコンサートを観てSMAPは『大人のアイドル』としてのあり方を確立した気がしました。正直前回のアルバム『GIFT of SMAP』を聴いたときは、もうアイドル路線で勝負するのはキツいのでは……と思っていたのですが、やはりSMAPはアイドルでした。

中居正広はもうライブでは水を飲んで無理して走らず歩いて移動するのが定番だと思っていたのですが、今回のコンサートでは走って踊って動いて全力だったように見えました。大阪4日間あるのにそんなに動いて大丈夫かなぁ……と思ってしまうほど。27時間テレビのノンストップライブの影響なのかなぁ。

木村拓哉は出て来た瞬間から最後までずっと『木村拓哉』でした。最初から最後までかっこいい。最初出て来たときの黄色い声援の音量は間違いなく木村拓哉が一番でした。周囲に木村拓哉のうちわを持っていた方が多かったせいかもしれませんが。いくつになっても自分をかっこよく見せることができるってすごい。

稲垣吾郎さんはライブのとき一番イキイキしているように感じます。もちろんテレビに出ていらっしゃるときも輝いているのですが。なんていうかライブの雰囲気を楽しんでるように見えるんですよね。ダンスの出来もご自身ではかなり満足いく仕上がりになっているみたいでしたし。こういうところ好きだなぁ。曲調のせいかもしれませんが、草彅剛と二人で歌った『DaDaDaDa』もすごく楽しそうで観ていて心が和みました。吾郎さん実は癒し系。

草彅剛はとにかくやさしい。隙あらば「後ろも見えてるよー」などファンを気に掛けてくださってる様子が伺えます。今回のソロ曲ではギターも披露していました。実はピアノも弾けるし楽器できる子なんですよね。SMAPでギターといえばどうしても木村拓哉のイメージが強いですが。40歳になってもバク転は健在でステージ上は走り回るしで、体力の衰えを一切感じさせないパフォーマンスを魅せてくれました。

香取慎吾はライブでは意外と控えめです。おじゃマップなどテレビで観ていると常にはしゃいでいるような感じがしますが、ライブでは冷静です。ライブの構成演出を担当しているからかもしてませんが、やたらめったらはしゃぐということはなくMC部分も自分が出るところを的確に出ているという感じ。今後SMAPのコンサートだけでなく、その他のアーティストのライブなどの演出の仕事もしていってほしいなぁと個人的には思っています。忙しくてそんな余裕はないと思いますが……

メンバーそれぞれの感想はこんなところです。とにかく5人とも凄いということ。40歳前後の人がこれだけのパフォーマンスをできるなんて並大抵のことではないと思うんですよ。

小娘さんのブログのコンレポでもおっしゃっていましたが、もはや『コンサート』というより『エンターテインメント』。

SMAPがいる時代に生まれてこれてラッキーでした。ありがとうSMAP。

ただ、今回のコンサートで中居正広のソロがなかったのが残念で仕方ないです。一応『するめ』キャラのときに舞祭組の『てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ 〜だれのケツ〜』を少し歌って踊っていましたが……

次のコンサートのときにはやってくれるかなぁ。次が何年後になるか分からないけれど。

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