牛乳は噛んで飲む

こっそり転職活動を行うグラフィックデザイナーのなんてことない日常。

LaLa Beginを買ってみた。

書店に行くと見慣れない雑誌を見つけたので試しに買ってみました。

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LaLa Begin秋号。

サイズが特殊でタテ228mm×ヨコ178mmで女性ファッション誌にしてはかなり小ぶり。おまけに中綴じ。全122ページ。

男性ファッション誌『Begin』の女性版として発売されたものみたいです。

 

今回の特集は「コスパな女子定番」という内容で、お値段以上に価値のあるアイテムが掲載されています。そのアイテムがファッションだけにとどまらず、インテリア用品から家電用品、雑貨、食料品も載っています。モデルを使用したコーディネート写真よりも商品写真が大きく扱われているところも大きな特徴ですね。商品の値段、特徴はもちろんブランドの歴史などの豆知識が散りばめられていて、小さいサイズのわりにかなり読み応えがあります。

好みかどうかは別としてレイアウトも工夫されているように思うし、写真もなかなか綺麗に撮れていて見ていて楽しいのですが、一番魅力を感じたのはコピーでした。表紙に書かれている「この¥、Really?」という一言からすでに匂ってきてるのですが、誌面にはちょっと変わったコピーが数多く出てきます。

たとえば、職人が丁寧に編んだ作りのうまいメッシュベルトのことを「ウメッシュ」と言ってみたり、毎シーズン大人気でとんでもなく売れているトレンチコートのことを「お化けトレンチ」と言ってみたり。ほかにも他の女性ファッション誌では見かけないようなコピーがそこらじゅうに転がっています。

持ち運びしやすいサイズなので、ちょっと時間ができたときに読むのにオススメです。「見る」というより「読む」雑誌ではないでしょうか。

何歳ぐらいの人をターゲットにしているのか書かれていなかったのですが、少しお金に余裕ができた20代後半ぐらいの方が対象なのかなという印象でした。安いものを使い捨てすることに抵抗が出てきた人にはピッタリの一冊だと思います。

 

雑誌を読んでからホームページを見てみたら、この秋号の前に春のものが発売されていたそうです。ホームページで表紙だけ見てみたのですが、倒れそうになるぐらいダサいレイアウトでこれは買わないなという感じでした。


LaLa Begin(ララ ビギン) | 雑誌Begin公式サイト

ロゴも秋号のほうがいいと思います。とは言え秋号のレイアウトもちょこちょこ気になるところがあるのですが……

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たとえば表紙のこの部分。文字のアキ具合が微妙すぎてムズムズする!入稿間近で何か訂正が入ってこんなことになってしまったのだろうか……だとしても表紙なんだから、きちっとしてほしい……中のページでもレイアウトを修正したいところはいくつかあったんだけど、全部指摘したら性格悪いのがバレるのでこのへんでやめておきます。

とはいえ、内容は面白いので臨時増刊号から毎月発売に昇格する日を心待ちにしています。世界文化社さん、よろしく!

LaLa Begin 2014年 10月号 [雑誌]

LaLa Begin 2014年 10月号 [雑誌]

 

 

Begin (ビギン) 2014年 11月号 [雑誌]

Begin (ビギン) 2014年 11月号 [雑誌]

 

 本家Beginの表紙が思ってた以上にゴチャゴチャしててお腹が痛い。でもこれもきっと個性なんだよね。