牛乳は噛んで飲む

こっそり転職活動を行うグラフィックデザイナーのなんてことない日常。

東京アリス13巻を読んでいろいろ考えた話

7月11日に発売された『東京アリス』13巻をやっと読みました。

以下ネタバレが含まれますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲しいことに13巻でふうと奥薗さんの距離が広がってしまいました。

遠距離恋愛って難しいですね。

環みたいにあからさまな人はなかなか現実世界にいないですが、遠距離や単身赴任を狙って彼女や奥さんを狙う女性は少なくありません。それだけ魅力的な男性だということもあるかもしれませんが。なかには『誰かのもの』という理由だけで狙う女性もいるのでタチが悪いですね。

環の場合、素敵な男性と結婚したいというまっすぐな願望から奥薗さんを狙っているようなので気持ちが分からなくもないです。今のところ環のことは好きになれそうにないですが。奥薗さんも悪いかなぁと思うところもありますし。

いくら環のことをなんとも思っていないとはいえ、女性の家に何度も行くのは問題ありですよ。幼い兄弟と一緒に暮らしていても、彼女のこと考えたら何度も家に行くなんてできないと思うのですが。しかも悪意がなくやってるところも問題。

奥薗さんって当初は冷たい人キャラでしたが、誰にでも優しい優柔不断なタイプだと思うんですよ。こういう人苦手。

環は明らかに奥薗さんのことを狙っていますが、交通事故に遭った弟を一緒に迎えに行ってくれたり、クリスマスの日にケーキを持って家に来てくれたりしたら勘違いしてもおかしくないでしょ。ここまでして「ごめん。彼女がいるから君のことそんなふうに見れない。」なんて言ったら悪魔ですよ。

個人的には奥薗さんとふうがうまくいってほしいので、環とは何事もなく終わってほしいですが……

 

不安な気持ちを抱えているふうのところに理央が訪ねて来てくれたところはよかったですね。映画『Sex and The City』のキャリーとミランダみたい。

友達っていいなぁって思ったのですが、よくよく考えたら理央はふうに対して“友情”ではなく“愛情”を抱いているんですよね。それを考えるとまた13巻のなかでも切なくて。

この巻で理央は東雲くんにプロポーズされるのですが、断ってしまいます。やはり理央のなかではふうの存在が大きいんですね。東雲くんが自分は“二番目”だから断られたということも分かっているところも切なくて切なくて。

ふうと奥薗さん以上に、ふう・理央・東雲くんの今後の関係がどうなっていくのかが気になります。

 

13巻のなかで最も大きな出来事は、ふうと局長の仲がぐっと縮まったことです。今まで正体不明の局長だったのですが、この巻で局長もジブリの大ファンだったということが判明します。

男女関係なく共通の趣味があると仲良くなりやすいですよね。

ふうも男性が一人で暮らしているところに一人で行くなんて、奥薗さんのこと考えてないなぁと思いますが。お互い様か。

 

わたしはまだ独身なので分かりませんが、結婚相手とは共通の趣味があるほうがいいのでしょうか?個人的には新しい経験をしていきたいので、全く違う趣味の方と結婚したいと思っているのですが。

昔のことですが、同じ職業の方とお付き合いしていたことがあったんですよ。会社は別のところだったんですが。

はじめは仕事でしんどい部分を理解してくれたりして、同業者っていいなぁと思っていましたが、年月が進むにつれてお互いの仕事に対してライバル心のようなものが芽生えてしまいました。結果仕事に関する愚痴や相談は一切できなくなってしまい、そこからなんとなく居心地が悪くなって別れることになったのですが。

仕事と趣味では違うかもしれませんが、それ以来自分とはなるべく違うタイプの人とお付き合いしたいと思っています。

…………もしかして。

そんなこと思ってるから結婚できないのかな……。

東京アリス(13) (講談社コミックスキス)

東京アリス(13) (講談社コミックスキス)

 

 この表紙のふうってふうっぽくない感じがするのですが……