牛乳は噛んで飲む

こっそり転職活動を行うグラフィックデザイナーのなんてことない日常。

わたしがCDを買うとき

一番最近“CD”を買ったのはいつですか?

 

森田は昨日の6月10日に超特急の『Believe×Believe』というシングルをフライングゲットしました。

5月28日にはaikoの『泡のような愛だった』というアルバムも買っています。

今回たまたま立て続けに購入する機会がありましたが、10年ほど前に比べるとCDを購入する枚数は格段に減りました。

それは突然起こったわけではなく、ジョジョに減っていったような感じです。

なので少し前に有名な日本人アーティストが「CDを買ってほしい」という内容のツイートをしていることには本当に驚きました。

 

ここから先に書くことは、あくまで素人が感じたことです。

音楽業界で働いているわけでもないですし、業界を知り尽くした知識人でもありません。

ただ何も知らない人はこんなふうに思ってるよ。というだけのことです。

 

先程も言いましたが、CDが売れなくなったのって昨日今日にはじまったことじゃないと思うんですよ。

シングルCDでのミリオンヒットがなくなっていって、今シングルでミリオンセラーを出せているのはAKB48だけ。

レンタルCDが普及してもう20年ぐらいですよね?

一般的にダウンロードで音楽を買えるようになってからもうすぐ10年ぐらいになるのではないでしょうか。

その間、CDを売る仕事をしていた人は何か対策を考えてなかったのかなぁ。って思っちゃったんですよね。

 

AKB48の握手会や投票権は、そいういう人たちが考えた対策のうちの一つだと思います。

それに関していろんな意見が出てきていますが、個人的には『CDを売る』という目的は達成できているだろうから、何も考えずにすごしてきた人よりはいいと思っています。

 

CDの売上が落ちたからといって、日本人が音楽を嫌いになったとか飽きたとかいうわけではないはずです。

なかなかライブのチケットが取れないアーティストの方はたくさんいらっしゃいますし、いろんなライブやフェスに行くたびに音楽が好きなんだろうなぁというお客さんが集まっています。

 

音楽のダウンロード販売が当たり前になり、Youtubeで無料で音楽が聴けてしまう時代の流れの中で『CDを売って生計を立てる』ということ自体が問題なのではないかと思ったわけです。

アーティストの方々は音楽を生み出すという特別なスキルがあるわけですから、そこをもっと活かした商売ができればいいなぁ。と素人は思います。

そんなこと偉い人はもうとっくに考えついてるでしょうが。

 

 

森田がCDを購入する基準は以下の通りです。

 

●大好きなアーティストである。

“好き”ではなく“大好き”というところがポイント。

ちょっと好きぐらいではわざわざCDを買いません。

パソコンに取り込んだらもうCDから聴くことはなくなるから、CDが邪魔になってしまうので。

ちなみにaikoのアルバムを買ったのはこの理由。

 

●欲しいと思う特典が付いている。

CDを購入しないと手に入れることができない特典が付いていると、ついついCDを買っちゃいます。

超特急のシングルを買ったのはこの理由です。

特典会へ参加する抽選に応募したいがために買いました。A盤とB盤を。

 

 

多数の人にアンケートを採ったわけではありませんが、周囲の人に話してみたところ同じような理由でCDを購入していました。

CDを買ってもいないし、ダウンロードもしていないという人もゼロではありませんでしたが。

 

個人的にはCD+αで販売してほしいです。

大好きなアーティストであってもシングルは滅多に買いません。

アルバムが発売されるまで待つか、よほど早く聴きたい場合はダウンロードで済ませてしまいます。

握手会を開催しろとは言いませんが、ライブ映像をちょこっと入れたDVDを付けるとか、アーティストが描いたイラストのグッズを付けるとか。

実際aikoのアルバムも当初Amazonで購入する予定でしたが、特定の店舗で購入するとグッズが付いてくるという特典があったので久しぶりに店頭でCDを購入しました。

特典を付けるにはコストがかかりますから、なかなか実現できないという問題もあると思いますが。

 

そんな方法でCDを売るのはよくない。

握手券目当てで購入したCDの売上枚数は本当の売上枚数ではない。

という意見もあるでしょう。

それはその通りだと思います。

まだCDが売れていたころの100万枚と、現在AKB48が売り上げている100万枚は全くの別物だと個人的には思っているので。

でも残念ながらそういう方法を使わないとCDが売れない時代になってしまったということを受け入れることも必要なのではないでしょうか。

 

日本には才能のあるアーティストの方々がたくさんいらっしゃいます。

その方々が世の中に素晴らしい楽曲をより良い状態で提供してもらえるような、根本的な仕組みをがらっと変えるのが一番いいと思うのですが……

ボスを倒せるような勇者はまだ日本にはいないみたいですね。

 

 

長々と書いてしまいましたが、言いたかったのは

超特急の新曲『Believe×Believe』はいい曲だよ。

っていうことです。

 

日本での音楽の商売がもっと自由にはばたけますように。

 


超特急「Believe × Believe」MUSIC VIDEO - YouTube