牛乳は噛んで飲む

こっそり転職活動を行うグラフィックデザイナーのなんてことない日常。

それでもわたしは安堂ロイドを観る

 

現在TBS系で放送中のドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』を一話から七話まで一気に観ました。

 

大容量ハードディスクに録画できる機械が我が家にやってきてからは、ドラマはもっぱら録り溜めてから観るという邪道な視聴方法です。

第一話から録画して3、4話溜まったら観て、最終回まで録画し続けるか、もう録画するのをやめるか判断します。

 

なぜかこの『安堂ロイド』は観る気になれず、1話も観ることなく録画し続けていました。

“観る気になれない”というより“観るのが怖い”というのが正しいかもしれません。

 

ドラマ放送前に見た安堂ロイドのあらすじがどう読んでもSFだったんですよ。

自分が無知なだけだと思うのですが、日本のSF作品でこれだ!っていうものにめぐり会ったことがないんですよね。

しいてあげるなら『HINOKIO』ぐらいで……

SFものが好きなのでものすごく期待してしまう。

でも日本の作品だし満足できなさそう。というか不満ばかり溜まりそいう。

そいういう葛藤があって、なかなか手を出せずにいました。

 

そいうやってほったらかしてる間に世間ではキムタク主演史上最低視聴率といったようなネガティブなニュースが流れていて。

「やるな」と強く言われるほどやりたくなってしまう、カリギュラ効果丸出しの性格なので悪い評判を見すぎてドラマを観たくなる。という経緯で録り溜めしてた『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』を観ました。

 

言われてるほど悪い作品じゃないよ。

 

感想を一言であらわすならこれですね。

 

一話から三話までは盛り上がりに欠ける。

CGはどうしても安っぽい。

小ネタがいまいち笑えない。

アクションがなんだかだるい。

 

つっこみどころが無いわけではありません。

でも決して悪い作品ではないんですよ。

どのドラマや映画にも当てはまると思うんですが『ハマる人はハマる』という性質が強い作品なんだと思います。

 

第七話まで観た感想をざっとまとめてみました。

 

 

柴咲コウがすっかり大人

『ガリレオ』を観たときに、柴咲コウはいくつになっても元気な女の子だなぁと感じました。

綺麗な顔立ちなのに、元気で明るい演技はギャップがあって好きなのですがもう年齢的にきつい。

そろそろ“大人の女性”を演じてもいいんじゃないかなぁと思っていた矢先にこれですよ。

見事に歳を重ねた女性の役ができるようになってきましたね。

ところどころで名残はありますが、演技の幅が広がったと思います。

 

本田翼のコスプレは必要

本田翼の衣装に関しても批判的な意見を見ましたが、本田翼のコスプレは必要です。

理由は簡単。

可愛いから。

何を着ても可愛い。語尾の「にゃ」もかわいすぎ。

ネタバレしたくないので、本田翼に関しては以上にしておきます。

 

CGがしょぼいのはご愛嬌

これはもう制作費の問題もあるので、残念なCGになっても仕方がないとしか言えない。

このドラマではCGは目で見るのではなく、心で感じとってください。

 

寝るな!寝たら死ぬぞ!

最近のテレビドラマは1、2話ぐらいなら見逃しても問題なく観れるように作られているものが多いですが、安堂ロイドは1話見逃したら致命的です。

とくに後半戦に入ってから、毎回展開が大きく動いています。

1話見逃したら、観る気力が激減してしまう可能性があるので要注意。

 

主演は木村拓哉しか考えられない

木村拓哉には年相応の役をやらせてあげてほしい。

『PRICELESS ~あるわけねぇだろ、んなもん!~』あたりから強くそう願ってきたので、今回のドラマの役もちょっとなぁと思ってました。

では誰ならこの大役をやれるのか。

考えてはみましたが、こんな大博打のようなドラマの主演ができる人間は他にいないんですよね。

このドラマが深夜の時間帯、もしくは金曜22時の枠だったら話は別ですが。

低視聴率と言われてますが、この内容で一桁に落ちてないのは“キムタク”のおかげだと思います。

 

 

とはいえ、数年後まで語り継がれるような作品になるかどうかは最終回次第かな。

 

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